皆さんおはようございます。
今日は真珠の「オールノット加工」についてご説明致しますね。
これから真珠を買う方、今お持ちのでメンテナンスしようとお考えの方、必見です!
まずは
オールノット加工とはなんぞや??
って話から。
オールノット加工とは、真珠のチョーカーを連組みする方法のことを指します。ノットとは「結び目」のことを指しますので、オールノットとは
「すべて珠と珠の間に結び目がある加工」
ということになります。
糸を使って真珠を通し、珠と珠の間に結び目をいれた加工のことをオールノット加工といいます。
こちらがオールノット加工した状態です。珠と珠の間に結び目があるのがお分かり頂けると思います。
それに対してワイヤー加工とは、
「ワイヤーに珠を通す加工」
です。
珠と珠の間にシリコンクッションなどをいれて珠と珠がぶつかり合わないようにすることもあります。
それぞれに長所短所があります。
オールノット
<長所>
・珠と珠がぶつからない
・とてもしなやかなので、真珠チョーカーを捻ったり結んだりすることができ、いろんなアレンジファッションで着けることができる
・糸が切れても珠がバラバラにならない(紛失防止)
・ポケットに入れられる
・皆さんそれぞれに違う首筋に、とても馴染んで着けることができる
・超ロングチョーカーにも最適
・上品な装いに見える
<短所>
・手間暇がかかる
・加工賃がワイヤーよりは高い
・糸なので、ワイヤーよりは切れる頻度が高い
オールノットを施した真珠チョーカーはこのようにして「ひねる」のも簡単です。
130センチのロングチョーカーも、オールノットならこのように小さくまとめることが出来ます(右はアイフォン5)。だからポケットにちょいと入れることも出来ます!
ワイヤー
<長所>
・クッションを入れれば珠と珠がぶつからない
・加工賃が安い(簡単にできる)
<短所>
・ねじる、曲げる、結ぶができない(単純にチョーカーとして使用するのみ)
・切れたら珠がバラバラに落ちて集めるのに大変、紛失することもある
・鎖骨がはってる人はチョーカーが浮いてしまう
・見る人が見ると、上品さが欠ける
・しなやかさとかなく、カチッとしている
極論を言うと
安くあげたいなら、ワイヤー。
上品に装い、アレンジを楽しみたいならオールノット。
私は、上質な真珠なら、その真珠チョーカーを永く愛用したいのなら、
オールノット加工
を推奨しています。
巷のディスカウントチラシで販売している真珠チョーカーなどは、ほとんどがワイヤー加工です。当店のように、高品質な真珠でチョーカーを造る場合は、ほぼオールノット加工です。また、お母様から譲り受けたものなど、大切なパールチョーカーであればあるほど、オールノットでの加工をお勧めしています。ロング系のご希望の方にも同じです。
しなやかな真珠チョーカーでおしゃれを楽しんでください!
左がワイヤー加工、右がオールノット加工。両方とも42センチの真珠チョーカーです。右のオールノットはこのように小さくなります。左のワイヤーはこのままです。カッチカチです。
オールノットのこの柔らかさ、しなやかさが、首筋を綺麗に装います。特に鎖骨が浮いているような方はオールノットが絶対にお勧めです。ワイヤーだと思いっきり浮いてしまいますから。
このように、オールノット加工の真珠チョーカーだと、鎖骨の凸凹に対して、綺麗にラインがでます。
それに対してワイヤーだと・・・
鎖骨の溝のところがこのように浮いてしまいます。
浮いてます・・・。
体のラインに馴染んでいません。
真珠の首輪をしているように見えてしまいます・・・。
ですから、
オールノット加工の真珠チョーカー
を、お薦めいたします!
使い方、メンテナンス、価格。これらを考慮してご検討くださいね。
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