皆さんおはようございます。
これはダイヤモンドを顕微鏡で覗いた写真です。滅多にダイヤモンドの中なんて見ることないと思いまして。
真ん中あたりに何かあるのがわかりますか?これが、ダイヤモンドにある「内包物」です。すごいですよねー。こんなものが地球の奥底でダイヤモンドの中に出来るんですよ。とても神秘的だと思いませんか?
ダイヤモンドには、こうやってほとんどのダイヤに内包物が存在しています。内包物は別の言い方をすれば、「天然の宝石の証」とも言えますね!
さて、問題はここからです・・・。
これがダイヤモンドの内包物です。
この内包物を「ネガテイブ(否定的)」に捉えるかどうかです。
私は決してネガティブにとらえません。
むしろ「天然の証」「個性の象徴」と判断しています。
ダイヤモンドがこの世で、1つと同じ物がないとすればこの内包物は重要な個性の一つであり、皆さんが購入するダイヤモンド、または現在お持ちのダイヤモンドが、どのような個性を持っているかを知ることはとても重要なことだと思っています。安い買い物でもありませんしね。
巷では、同じグレードであれば全てが同じダイヤモンドだと錯覚を起こさせて販売している業者が多々あります。同じ4Cグレードであっても、絶対に同じダイヤモンドは存在しません。だから価格は違ってて当たり前だし、もしかすると、同じグレードでも価格が極端に安い物は「致命的な個性」が存在しているかもしれないし、その個性が人によっては他の人の倍の値段を出してでも買いたい、ということもありえるのです。
他社の販売スタイルを非難するつもりはありません。重要なのは、
・ダイヤモンドは1つと同じ物は存在しない
・その個性を十分知ってから購入した方が良いのでは!
と、問いかけているのです。
少なくとも、私はダイヤモンドを取り扱うプロとして、どのようなダイヤモンドなのかを顕微鏡を使ったり、ライトを使ったり、太陽の光と室内のライトで比較して頂いたり、他のダイヤモンドと見て比較して頂いたりと、あらゆる方法を使って、そのダイヤモンドがどのようなダイヤモンドなのか、どのような個性を持っているのか、をきちんとお伝えするように心がけています。
さあ、あなたはどんな個性のダイヤモンドを選びますか?
ワクワクしますねー!
私が言いたのは、
自分が選ぼうとするダイヤモンドが、どんな個性を持つダイヤモンドか知らないで買うことだけはやめましょうね〜!
ということです。
以下の写真は、私が実際にお店でダイヤモンドをお見せするときに、「個性」をお伝えする一例です。
この2つは同じダイヤモンドです。あるライトを当てるとこのように強烈なブルーを発光します。これも個性のひとつですよね?知らないでは済まされません。
こうやって、顕微鏡で拡大してダイヤモンドの内包物やカットの良し悪しを観察します。
私の審美眼で、ダイヤモンドを観察します。観察にはルーペを使います。
ペンライトをあてて、ダイヤモンドの光の反射や輝きを観察します。
ダイヤモンドを買うときは、こうやって、どんな個性なのかをちゃんと見てから買うことをオススメします。ダイヤモンド選びに困ったら、お気軽にご相談下さいね!
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