みなさん、こんにちは。

今日は、みなさんご存知のダイヤモンドの評価基準である「4C」(Color,Clarity,Cut,Carat)のうち、ダイヤモンド内包物の具合を示す「Clarity(クラリティ)」について話をしたいと思います。

 

 

定義としては

 

熟練の鑑定士の目により、ダイアモンドの内部および表面に存在する特徴(個性)を観察し、透明度に影響する度合い(目立ちやすさ)に応じて、11等級に区分評価する。

 

 

とあります。

 

まあ、ざっくり言えば、ダイヤモンドは天然の宝石。天然であるがゆえにダイヤモンドの内外に内包物などが存在します。その内包物がどのくらい少ないか?あるいはないか?これを等級で示したものです。

 

ここでいう特徴(個性)とは、ダイヤモンド表面で観察される様子や内包物の大きさ・位置・色・数・性質・その反射像などを、総合的に考慮した結果を示すものです。

拡大倍率10倍のルーペ および顕微鏡で、熟練の鑑定士が 視認出来たものが対象となります。

 

 

鑑定書では 特徴(個性)の様子を、図示するプロット図が作成されて掲載されることがあります。その凡例は「表面から内部に入り込んだ、あるいは内包された特徴(個性)」は赤で、「表面で観察された様子(表面上の特徴)」は緑で図に記されます。

 

 

「緑」で示された特徴は、 熟練のカッター(職人)のさらなる研磨によって改変 改善できる場合があります。そのため 「赤」で示される特徴(個性)のほうが評価に大きく影響するのです。
最も価値が高いのは、熟練の鑑定士であっても、これらの特徴が全く視認出来ないものとなりますが、自然が作り出すダイヤモンドでは殆ど存在しません。

 

 

透明度/クラリティの11等級の区分(グレード)は以下の通りです。
FL/Flawless (フローレス):
熟練の鑑定士が10倍に拡大して見ても、石の内部・表面に特徴(個性)を確認できない

 

 

 

IF/Internally Flawless (インターナリー・フローレス):
熟練の鑑定士が10倍に拡大して見ても石の内部に特徴(個性)を確認できない。

 

 

 

VVS1/Very Very Slightly Included 1 (ベリー・ベリー・スライトリー・インクルーデッド1):
熟練の鑑定士が10倍に拡大して見て特徴(個性)等の発見が困難

 

 

 

VVS2/Very Very Slightly Included 2 (ベリー・ベリー・スライトリー・インクルーデッド2):

 

熟練の鑑定士が10倍に拡大して見れば特徴(個性)等の発見が出来るが困難

 
VS1/Very Slightly Included 1 (ベリー・スライトリー・インクルーデッド1):

熟練の鑑定士が10倍に拡大して微小な特徴(個性)等の発見ができる

 

 

 

VS2/Very Slightly Included 2 (ベリー・スライトリー・インクルーデッド2):

熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等の発見ができる

 

 

 

SI1/Slightly Included 1 (スライトリー・インクルーデッド1):
10倍に拡大して特徴(個性)等の明確に発見できる

 

 

 

SI2/Slightly Included 2 (スライトリー・インクルーデッド2):

10倍に拡大して特徴(個性)等の容易に発見できる拡大して発見後 その特徴の場所を確認しながらであれば肉眼で目視出来る場合がある

 

 

 

I1/Imperfect 1 (インクルーデッド1):
特徴(個性)等や傷が肉眼でも発見できるが見栄えや輝きには影響がない

 

 

 

I2/Imperfect 2 (インクルーデッド2):
特徴(個性)等や傷が肉眼でも容易に発見できる。

 

 

 

I3/Imperfect 3 (インクルーデッド3):

特徴(個性)等や傷が肉眼でも容易に発見でき見栄えや輝きが鈍い。

 

 

 

以上のように 、下の区分になるほど 評価や価値は下がりますが、特徴(個性)は 天然のダイヤモンドであるという手がかりになる場合があったり、その特徴がかえって 希少性を高める事もあったりするので、絶対悪の存在とは言い切れません。
また あくまで熟練の鑑定士以外の一般の方が観察して、明瞭な区分が出来る事もありません。特にVS2以上の区分では極めて繊細な「差」を見つけ出す作業となります。

 

 

つまり、何が言いたいかというと、

 

この内包物評価であるクラリティは、よほど低い評価のダイヤモンドでない限りは、みなさんにはほとんど見えないし、その違いを肉眼ですぐ判断できることはない。

一部の宝石店が説明する「クラリティグレードの高いダイヤモンドが、より輝きます!」という説明はおかしい!

 

ということです。

 

 

クラリティグレードだけでダイヤモンドの総合的良し悪しを判断することのないように!

 

 

そして、ダイヤモンドは、ダイヤモンドのプロからきちんと説明を聞いてください!ダイヤモンドの鑑定書を見せながら4Cの説明だけでダイヤモンドの良し悪しを語るようなお店では、あまり良いダイヤモンドに巡り合えることはありません。だって、その説明している人自体が、ダイヤモンドのこと詳しくないはずですから。

 

私たちは、ダイヤモンドの鑑定書を持ってきて、4Cの説明ばかりするようなことはしませんから!ダイヤモンドは鑑定書以外にお伝えるすることがたくさんありますから!

 

 

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